呼吸器・アレルギー

のどの痛み・咳

喉の痛み、咳、痰が続くときに

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のどの痛み・咳について

喉の痛みや長引く咳、痰の症状に対応します。扁桃炎など受診が必要な状態かどうかの判断もサポートします。

なぜ起こるのか

のどの痛みや咳の多くは、ウイルスや細菌がのど(咽頭・扁桃)の粘膜に感染して炎症を起こすことで生じるとされています。乾燥した空気や大気汚染、たばこの煙などの刺激、鼻水がのどに流れ込む状態(後鼻漏)、胃酸の逆流なども原因になることがあります。咳は気道に入った異物や分泌物を排出しようとする体の反応です。

体の中で起きていること

のどの痛みは、のどの粘膜に炎症が起きている状態です。ウイルスや細菌の感染、乾燥した空気、大気中の刺激物などによって粘膜が傷つくと、体は血流を増やして免疫細胞を送り込みます。このとき粘膜が赤く腫れ、飲み込む動作で刺激されて痛みを感じます。咳は、気道に入った異物や分泌物を外へ出すための防御反射です。気道の粘膜にあるセンサーが刺激を受けると、その信号が脳に伝わり、強く息を吐き出す動きが起こります。感染が治ったあとも、気道の過敏な状態がしばらく残ることがあり、これが「かぜは治ったのに咳だけ続く」原因のひとつと考えられています。

主な症状

  • のどの痛み、飲み込むときの痛み
  • 咳(乾いた咳・痰のからむ咳)
  • 痰が増える、色がつく
  • 声のかすれ
  • のどの違和感・イガイガ感
  • 発熱、首のリンパ節の腫れ
  • 夜間や明け方に咳き込む

様子を見てよいとき

ご自身でできること

  • こまめに水分をとり、のどを潤す
  • 室内を加湿し、冷房の風が直接当たらないようにする
  • 刺激物(強い香辛料・アルコール・喫煙)を控える
  • 声を使いすぎない(ささやき声もかえって負担になることがあります)
  • マスクの着用でのどの乾燥と刺激を減らす

ご相談ください

次のいずれかが当てはまるとき

  • 喉の痛みで飲み込みづらい
  • 咳や痰が長引いている
  • 声がかすれている

すぐに受診を

次のいずれかが当てはまるとき

  • 息が苦しい、よだれが飲み込めない、口を開けにくい
  • 首が大きく腫れる、声が出せないほど腫れている
  • 血の混じった痰が続く
  • 体重減少や寝汗を伴う長引く咳
  • 急に呼吸が苦しくなり顔や唇が腫れてきた

ことびあの診療をお待ちにならず、お住まいの国の救急番号にご連絡ください。

各国の救急・緊急時ガイドを見る

判断に迷うときは、LINEでご相談ください

Differential

似た症状との見分け方

同じように見える症状でも、原因によって対応が変わります。ご自身の状況に近いものを探す手がかりとしてご覧ください。

ウイルス性の咽頭炎

手がかり

鼻水・くしゃみ・軽い発熱を伴う。のどの痛みは中等度まで

対応

多くは自然に軽快します。対症療法が中心です

細菌性の咽頭炎

手がかり

鼻水や咳が乏しいのに、のどだけが強く痛む。首のリンパ節の腫れ、高熱

対応

検査のうえ、抗菌薬の要否を評価します

喘息・咳喘息

手がかり

夜間や明け方に強くなる咳。ゼーゼー・ヒューヒューという音

対応

吸入薬などの選択肢についてご相談いただけます

アレルギーによるもの

手がかり

特定の場所・時間で悪化。くしゃみ、目のかゆみを伴う

対応

原因の特定と、抗アレルギー薬の選択肢を検討します

逆流によるもの

手がかり

食後や横になったときに悪化。胸やけ、のどの違和感

対応

生活習慣の見直しと、必要に応じた治療を検討します

結核など

手がかり

2週間以上続く咳、体重減少、寝汗、血の混じった痰

対応

早めの受診と検査が必要です

※ ここに挙げたものがすべてではありません。判断に迷う場合はご相談ください。

Course

経過の目安

一般的な経過です。実際の経過には個人差があります。

  1. 1〜3日目

    のどの違和感から痛みへ。飲み込むときに強く感じます

    水分をこまめに。加湿と、冷房の風が直接当たらない工夫を

  2. 4〜7日目

    のどの痛みは軽快に向かい、咳や痰が目立ってきます

    この時期に発熱が続く、悪化する場合はご相談ください

  3. 1〜2週間

    多くは軽快します。咳だけが残ることがあります

    咳が残るのは珍しくありませんが、悪化するなら評価が必要です

  4. 3週間以上

    咳が続く場合は、感染以外の原因も考えます

    喘息・アレルギー・逆流・結核などの可能性について評価します

Local Insight

東南アジアで暮らす方へ

日本とは気候・医療事情・薬の入手方法が異なります。現地ならではの注意点をまとめました。

01

インドネシアなどの野焼き由来の煙霧(ヘイズ)が広がる時期には、シンガポール・マレーシアを中心にのどの刺激感や咳の訴えが増えることが報告されています。大気質指数(PSI/AQI)を確認し、数値が高い日は屋外活動を控える判断が役立ちます。

02

強い冷房の効いた室内に長時間いると空気が乾燥し、のどの痛みや咳が長引く一因になることがあります。就寝時の風向きや加湿の工夫が有効な場合があります。

03

屋外の暑さと屋内の冷房の温度差が大きく、体調を崩しやすい環境です。

04

現地では抗菌薬が薬局で入手しやすい国もありますが、のどの痛みの多くはウイルスによるものとされ、自己判断での服用は避けることが望まれます。

Care

ことびあでの対応内容

  • 問診と、必要に応じた検査のご案内(検査は医師の判断によります)
  • 鎮痛薬・鎮咳薬・去痰薬などの処方(処方は医師の判断によります)
  • 症状が強い場合の対面受診のご案内

受診したときに行われる検査

何をされるのか分からないことが、受診をためらう理由になります。実際に行われることをお示しします。

問診と診察

のどの状態、呼吸音、リンパ節の確認

数分 ありません

迅速検査

溶連菌やインフルエンザなどの判別

15分程度 のどを綿棒でぬぐいます

胸部の画像検査

咳が長引く場合の肺の評価

10分程度 撮影のみ

呼吸機能の検査

喘息が疑われる場合の気道の評価

15分程度 息を強く吐く動作をします

治療の選択肢

対症療法

のどの痛み・咳をやわらげる

うがい薬、トローチ、鎮咳薬などを症状に応じて検討します

抗菌薬

細菌感染が疑われる場合に用いる

ウイルスによるものには効きません。必要性は検査と診察で判断します

吸入薬

気道の炎症を抑える

喘息・咳喘息が疑われる場合の選択肢です。処方は医師の判断によります

抗アレルギー薬

アレルギーによる症状をやわらげる

眠気が出る種類もあるため、運転などの予定をお伝えください

※ 検査・処置・お薬の処方は、診察のうえ医師の判断により行います。国や拠点により対応が異なる場合があります。

Preparation

受診前に準備しておくこと

海外での受診は、伝えるべきことを整理しておくだけで大きく変わります。

お持ちいただくもの

  • パスポートまたは在留カード
  • 保険証・保険会社の連絡先
  • お薬手帳、服用中の薬
  • 日本で使っていた吸入薬があれば、その情報

お伝えいただきたいこと

  • いつから咳が続いているか(週単位で)
  • 咳が強くなる時間帯・場所
  • 痰の有無と色、血が混じるか
  • 喫煙の有無、受動喫煙の状況
  • 職場・自宅の空調やカビの状況

Self Care

ご自身でできること

受診とあわせて、日常生活で心がけていただきたいことをまとめました。

予防のために

  • 手洗い・うがいなど基本的な感染対策
  • 冷房の効いた室内での乾燥対策
  • 大気汚染(ヘイズ)の強い日は屋外活動を控える
  • 禁煙・受動喫煙を避ける

How to Consult

受診方法と流れ

症状やご都合にあわせて、3つの受診方法からお選びいただけます。迷う場合はLINEでご案内します。

オンライン診療

自宅・オフィスからビデオ通話で受診。お薬は配送または薬局で。

この症状に対応

外来診療

クリニック・提携病院で対面診察。検査や処置にも対応。

この症状に対応

ことびあカウンター

総合病院での受診を通訳同行でサポート。

この症状に対応

オンライン診療で検査・処置が必要と判断した場合は、外来診療やことびあカウンターをご案内します。

ご相談から受け取りまで

1

LINEで友だち登録・相談

症状をお伝えください。適切な受診方法をご案内します。

2

予約・受診

オンライン診療、または最寄りの拠点で受診します。通訳が同席します。

3

お薬の受け取り

配送または薬局・院内でお受け取りいただけます(国により異なります)。

4

アフターフォロー

その後の経過もLINEでご相談いただけます。

Special Care

特に注意が必要な方

お子さま

犬の吠え声のような咳、息を吸うときのゼーゼー、呼吸が速い場合は急いで受診してください

妊娠中の方

使用できる薬に制限があります。妊娠の可能性がある場合は必ずお伝えください

ぜんそくをお持ちの方

発作時の吸入薬を常に携帯し、使っても改善しない息苦しさがあれば救急の利用を検討してください

2週間以上咳が続く方

結核などの可能性も含めた評価が必要とされています。放置せずご相談ください

FAQ

よくあるご質問

受診前によくいただくご質問と、思い込みで自己判断されがちな点をまとめました。

Q咳が3週間以上続いています。心配ですか?
A

長引く咳には、感染後の咳、咳喘息、アレルギー、逆流性食道炎などさまざまな要因が考えられます。原因により対応が異なるため、一度ご相談ください。

Qヘイズの時期はマスクをすべきですか?
A

大気質が悪化した際には、屋外活動を減らすことに加え、微粒子に対応したマスクの使用が推奨される場合があります。喘息などの持病がある方は特に注意が必要とされています。

Qオンラインで相談できますか?
A

まずはオンラインでご相談いただけます。のどの奥の確認や検査が必要と医師が判断した場合には、外来受診をご案内します。

よくある誤解

誤解 咳が出るのは体が弱っている証拠

実際 咳は気道の異物を出すための防御反射です。すべてを止めることがよいとは限りません

誤解 のどが痛いから抗菌薬がほしい

実際 のどの痛みの多くはウイルスによるもので、抗菌薬は効きません

誤解 咳止めを飲めば早く治る

実際 痰を伴う咳を無理に止めると、かえって回復を妨げることがあるとされています

誤解 かぜのあとの咳は放っておけば治る

実際 3週間以上続く場合は、喘息や別の原因が隠れていることがあります

誤解 冷房は関係ない

実際 乾いた冷風は粘膜の防御力を下げ、屋外との温度差も気道の刺激になります

まずはLINEで、お気軽にご相談ください

受診すべきか迷う段階でも大丈夫です。日本語で、24時間365日受け付けています。

  • 症状
  • いつからか
  • お住まいの国
  • ご希望の受診方法

この4つがあるとご案内が早くなります。すべて揃っていなくても構いません。

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