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高血圧の基礎知識③-1高血圧を改善しよう!

高血圧の予防や改善に必要なのは生活習慣の見直しです。生活習慣を見直すと、それだけで血圧が下がることが期待できるだけでなく、すでに降圧薬を服用している場合には、薬を減らせるなどの効果を得られることがあります。生活習慣を積極的に見直し、必要があれば修正しましょう。

血圧を下げるための生活習慣改善のポイントを紹介します。

 

【食事】

1.減塩(6g/日未満)

食塩をとりすぎると、血液中のナトリウム(塩)濃度が高く なり、血液の濃度を一定に保つために水 分が増えます。その結果、血液量が増え、心臓は血液を流すために強い力が必要になるので 血圧が上がります。

塩分を控えた料理は味気ないと感じるかもしれませんが、かつお節や昆布でだしを取って調理するなど、素材の旨みを引き出す料理にしてみましょう。

 

2.野菜・果物の積極的摂取

野菜や果物に多く含まれる「カリウム」には、体内の余分なナトリウム(塩)の排出を促す働きがあります。

 

3.適正体重を維持する

肥満のある人は高血圧になりやすく、4~5kgの減量で降圧が期待できます。急激な減量は体に害を及ぼすことがあるので、無理のない減量をしていきましょう。

 

4.飲酒はほどほどにする

少量のアルコールは血管を広げて血圧を下げますが、過度の飲酒は血圧を上げてしまいます。適度な飲酒とは「1日純アルコールで20グラム程度」です。純アルコール20グラムとは、ビールなら中瓶(500mL)1本、日本酒1合、チューハイ(7%)350mlを1缶です。