「生活習慣病」とはその名の通り、生活習慣が原因でかかってしまう糖尿病や高血圧などの病気の総称です。以前は「成人病」と呼ばれていましたが、食事や運動不足、ストレス、喫煙や過度の飲酒といった生活習慣の積み重ねによって起きる病気で、生活習慣を改善することで病気がすすむのを抑制したり予防できると考えられることから、生活習慣病と呼ばれるようになりました。
自分では当たり前と思っていた習慣を改善するのはなかなか大変です。しかし改善しないと将来心筋梗塞や脳卒中など重大な病気を引き起こすことがあります。いったい生活習慣を改善するためにはどうすればいいのでしょうか?
そもそも生活習慣病とは何でしょう?
生活習慣病は、高血圧症、糖尿病、高脂血症、肥満、痛風など、主に生活習慣のかたよりから起こる病気と、それらによって二次的に起こってくる心臓病(狭心症、心筋梗塞など)、脳卒中などです。動脈硬化や骨粗鬆症、アルコール性肝疾患、肥満による睡眠時無呼吸症候群や喫煙による肺がんなども含まれます。
生活習慣病は不適切な食習慣、運動不足、喫煙、過度な飲酒、疲労やストレスなどが原因となって起こります。怖いのは、生活習慣病には自覚症状がほとんどないことです。症状がないまま病気は徐々に進行し、気づいたときは後の祭り、最終的には致命的な合併症を引き起こします。このため生活習慣病は「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼ばれています。