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熱性けいれん起きたらどうする?その3

6か月~5歳のこどもによくある熱性けいれんですが、医療機関を受診した場合次のような治療や予防を行います。

 

熱性けいれんの治療は、「熱を下げるための薬」と、けいれんが5分以上続くときは「けいれん発作を止める薬」を服用します。通常、熱性けいれんが続くのは5分未満のため、治療は熱を下げるのみです。

 

熱性けいれんを起こしたことある場合は、けいれんの引き金になる38度以上の熱が出ていないか注意して観察し、必要であれば熱を下げるための薬を飲みましょう。けいれんを予防する薬もありますが、2~3回単純型熱性けいれんを起こしたくらいでは服用することはありません。熱性けいれんを何回も起こしたことがあったり、けいれんが長く続く、左右対称でないけいれんやけいれんの後麻痺が出るなど通常のけいれんではない場合は予防的に薬を使うことがあります。

 

熱性けいれんは一過性のものが多く、治療をしなくても成長とともに起こりにくくなる一般的な病気ですが、見た目がこわいので保護者はびっくりしてうろたえることは当然です。どうすればいいか対応が分からなかったり不安なときは躊躇せず救急車を呼んだり、お近くの医療機関にすぐに相談しましょう。