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日焼けってどうしてだめなの? その3

紫外線はからだに悪い影響をあたえますが、メリットもあります。たとえば紫外線はビタミンDを作る手助けをします。ビタミンDは体内のカルシウムの吸収を促進して骨や歯を丈夫にします。ビタミンDが不足すると骨折をしやすくなったり、骨粗しょう症を引き起こしたりします。ビタミンDをつくるために必要な紫外線は日常生活の中であびる量で充分ですので、意識して紫外線を浴びる必要はありません。

 

紫外線の影響による病気は、長い間紫外線を浴びた結果発症するものが多いです。日頃から紫外線を浴びないように防止対策が必要です。

 

1.日焼け止めをぬる

日焼け止めをぬることで、紫外線が肌にあたることを防ぎます。シンガポールのように日差しの強い国では、日焼け止めを3時間おきに塗り直すことが望ましいです。

2.日焼け対策グッズを使う

日傘や帽子、アームカバーなどを使い、直接肌に紫外線があたるのを防ぎます。長袖や首元が詰まった服など、肌の露出を控えた服装にするのも効果的です。

3.抗酸化作用の高い食べ物を食べる

有害な紫外線をあびると体を守る反応が起こり細胞内で活性酸素が発生します。この活性酸素の働きが肌にダメージを与えるのですが、そんなときは「抗酸化作用」が高い食べ物がおすすめです。ビタミンA(かぼちゃやモロヘイヤ)、ビタミンC(いちごやブロッコリー、アセロラ)、ビタミンE(アーモンド、レバー、卵、ごま)を多く含む食べ物をとりましょう。

 

しっかり予防しても日焼けやアレルギーなどの症状がでたときは、お近くの医療機関を受診してくださいね。