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女性に多い排尿障害と対策 その2

頻尿は日常生活や外出など日々の暮らしに影響し、QOLの悪化を招いてしまうことがあります。。適切な対策を行って、安心して生活を送れるようにしましょう。

 

◆利尿作用がある飲み物を控えましょう

利尿作用があるカフェインやアルコール、人工甘味料を控えます。便秘が尿漏れの原因となることがあるので、食物繊維を多く摂取するなどして便秘を予防します。水分摂取量は、少なすぎも多すぎもよくありません。頻尿を気にして水分を控えると脱水などにつながることがあるため、必要な量の水分はしっかりとりましょう。

 

◆骨盤底筋トレーニング / 膀胱トレーニングを行う

骨盤底筋とは、名前のとおり骨盤の底に位置し、子宮や膀胱、直腸など骨盤内の臓器を正しい位置に保ち、尿道や肛門を締めて排泄をコントロールします。「骨盤底筋トレーニング」で、この筋肉を収縮させて鍛えます。立つ、座る、横になる、どんな姿勢でもできます。

1.背筋を伸ばし、お尻や肩に力が入らないようにリラックスします。

2.骨盤底筋を意識しながら、腟と肛門を「キュッ」と締めたり緩めたりします。息を吐きながら3秒「締める」、息を吸いながら3秒「緩める」を繰り返しましょう。呼吸を止めないように行うことが大切です。

3.10回を1セットとして、1日に5~10セットを目標に毎日行います。

 

頻尿や切迫性尿失禁には「膀胱トレーニング」が有効です。おしっこが膀胱にある程度たまるまで我慢して、少しずつ膀胱の容量を拡大していきます。

1.まずは毎回、尿意を感じてから少し(約5分程度)我慢することから始めます。

2.5分我慢できるようになったら、さらに少しずつ、10分、15分、20分と時間をのばしていきます。

頻尿などの排尿障害に病気が隠れているときは膀胱トレーニングでは効果が得られません。

 

◆ストレスを溜めない

ストレスが原因で頻尿になることもあります。ストレスは溜め込まずに、こまめに解消しましょう。

 

頻尿の原因は、日常生活から引き起こされるものだったり、何か病気が原因となっていることもあります。原因によって対処法もさまざまなので、まずは医療機関に相談してみてくださいね。