下痢になったとき、下痢止めや痛み止めで症状をおさえたり、整腸剤でお腹の調子を整えることは大切ですが、それだけでは下痢はよくなりません。一番重要なのは水分補給と適切な食事をとることです。下痢とのときに避けたほうがよいNG食材とおすすめの食事を紹介します。
下痢のときに避けたほうがよいNG食材
1.乳製品
ヨーグルトなど乳製品はお腹に良いイメージがあるため意外に思われるかもしれませんが、乳製品は下痢を悪くすることがあります。それは生まれつきの体質で、もしくは腸が炎症をおこすことで乳製品にたくさん含まれる「乳糖」をうまく分解できないことが原因です。分解されない乳糖は大腸に水分をひき込む性質があるため、下痢を悪化させます。またガスを発生させ、お腹が張った感じになったり腹痛をひきおこすことがあります。
2.卵製品
卵アレルギーにより下痢を起こしている場合があります。下痢が収まるまでは卵を控えましょう。
3.食物繊維の多いもの
食物繊維は消化が悪く、腸に負担がかかります。繊維の多い果物、ゴボウやニンジン、海藻、きのこ、こんにゃくなどは控えます。消化が良さそうなので食べさしがちな果物も実は注意が必要です。
4.脂っこいものや刺激が強いもの
お菓子やあげもの、辛い食べ物は腸に刺激を与えます。
5.ガスが発生するもの
こどもが大好きなさつまいも、かぼちゃ、くり、豆類ですが、腸の中で発酵してガスを発生します。このガスが腸を刺激するため控えます。
6.冷たいもの
ジュースなど冷たい食べ物、飲み物は下痢を悪くします。