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高尿酸血症の基礎知識②合併症は?

高尿酸血症はそれだけでは自覚症状はありません。血液中の尿酸濃度が高い状態が続くと、血液に溶け切れなかった尿酸は結晶化して、関節や組織にたまっていきます。特に腎臓や耳たぶ、手足の関節に蓄積され、溜まった結晶が膀胱や尿路の場合は「尿路結石」、手足の関節の場合は「痛風」を引き起こします。また、結晶となっていない尿酸によるリスクもあり、慢性腎臓病やさまざまな生活習慣病(高血圧、心疾患など)と関係があります。

 

<高尿酸血症が引き起こす病気や合併症>

1.痛風

痛風とは、尿酸が関節に蓄積して結晶化し、炎症を起こした状態のことです。突然足の親指のつけ根など関節が赤く腫れて激痛が起こります。その後、痛みは7~10日ほどで自然に治りますが、治療を受けずに放置していると再発するリスクが高いです。

 

2.尿路結石

尿の中の尿酸濃度が高まると尿酸が結晶化して,尿路(尿が通る路のこと。尿管・膀胱・尿道)の中に石ができる尿路結石になりやすくなります。激しい痛みを引き起こし、血尿が出ることがあります。

 

3.腎障害

尿酸は主に腎臓から排泄されるため、尿酸の結晶が腎臓にたまると炎症を起こし腎機能が低下します。腎機能が低下すると、尿酸などの老廃物を尿として体外に排泄できなくなり、血中の尿酸値がさらに高くなることで、腎機能はますます低下すると言われています。

 

4.慢性腎臓病

慢性腎臓病とは、何らかの腎障害が3ヶ月以上持続している状態です。尿酸が直接、腎臓に悪影響を与えていると考えられています。