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流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

流行性耳下腺炎はムンプスウイルスで起こる病気で、一般的にはおたふくかぜと呼ばれます。3~6歳に多い感染症で、保育所や幼稚園などで集団生活をはじめた6歳以下の子どもが50%以上を占めます。

 

感染経路は飛沫感染(咳やくしゃみで放出されたウイルスを吸い込む)と接触感染(ウイルスに触った手で口や鼻の粘膜に触れる)です。感染しても、30~40%は症状が出ないと言われています。

 

おたふくかぜに感染すると2~3週間の潜伏期間を経た後、耳のすぐ下やあごの下が炎症を起こしはれてきます。ほとんどの場合左右同時にはれますが、片側だけはれる場合もあります。発熱は起こることも、起こらないこともあります。

はれはじめは痛みが強く、唾液(だえき)が出ることで痛みが強くなります。そのためこの時期は、唾液が出やすい味の濃い食べ物やすっぱいものを避けるようにします。

腫れのピークは1~3日で、1週間ほどで収まります。熱も3~4日でおさまります。

おたふくかぜの合併症で注意しなければいけないのは、髄膜炎や脳炎・脳症などの神経の病気です。髄膜炎は10%の割合で起こると言われています。また難聴は1000人に1人程度の割合でおこります。

 

おたふくかぜは潜伏期間が長く、症状が出ないことも多いため診断することが難しい病気です。特徴的な症状や感染者が近くにいるなどの情報から医師が診断します。血液検査で抗体検査をして確認することもあります。

おたふくかぜには特別な薬がないので、症状に合わせたお薬を服用する対処療法を行います。

 

予防には予防接種が有効です。お近くのクリニックや病院にワクチン接種ができるかどうか、またスケジュールについて相談しましょう。