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尿路感染症のはなし その1

尿路感染症とはその名の通り、おしっこの通り道に細菌などがついておこる感染症です。男性より女性に多い病気で、おしっこをするときに不快感があったり、何度もトレイに行きたい、などの症状が出ます。治療せずに放っておくと悪化したり、再発を繰り返して治りにくくなることもあるので、早めに治療することが大切です。

 

私たちの体は腎臓で尿を作り、その尿は尿管を通り膀胱へ流れます。そして膀胱から尿道を通り、おしっこが出ます。このおしっこの通り道である腎臓・尿管・膀胱・尿道を「尿路」とよび、尿路に細菌などが入り込み、炎症を起こすことを「尿路感染症」といいます。

尿路感染症という名前は実は総称です。尿路のどの部分に炎症を起こすかによって病気の名前は変わります。大きくは感染症が起こる場所によって、「上部尿路感染症(腎盂腎炎)」と「下部尿路感染症(膀胱炎、前立腺炎、尿道炎)」に分かれます。

 

1.上部尿路感染症

腎盂腎炎(じんうじんえん)

腎臓に感染すると腎盂腎炎とよびます。女性に多い感染症です。ほとんどの場合、細菌が尿道から侵入し、膀胱、尿管、腎盂と順にさかのぼって感染を起こします。背中(腎臓は背中側にあるので)が痛くなったり、たたくと痛みが出ることがあります。38度以上の高い熱が出て、炎症が強い場合は、血尿がみられます。