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とにかく痛い!尿路結石 その2

尿路結石は、まずしっかりと検査することが大切です。どこにどの程度の結石があるのか、また腎臓のダメージの具合はどれくらいか、などを調べます。検査は、超音波検査、レントゲン検査、CT検査、血液検査、尿検査などを必要に応じて行います。

 

痛みの治療は、痛み止めの服用や点滴、座薬です。痛みの発作を繰り返したり症状が強い場合は入院することもあります。

結石のサイズが小さい場合は、1日2L以上の水分摂取や適度な運動を行い、結石が尿と一緒に自然に出るのを待ちます。尿管のけいれんを止める薬や、尿管を広げたり、尿を出しやすくする薬を服用することもあります。

結石のサイズが大きかったり、状態や症状、位置がよくない場合は、自然に尿として排出できるサイズまで結石を細かく破砕、もしくは除去する砕石治療を行います。

 

尿路結石は再発が非常に多い病気です。生活習慣の改善など、予防をしっかりと行いましょう。

1.水をたくさん飲む

カフェインを含まない水や麦茶などを、1日2リットルを目標に摂取します。一度にたくさん飲まず、こまめに飲みましょう。

 

2.食事内容に気を付ける

結石を作りやすい成分であるシュウ酸を多く含む食べ物の過剰摂取は控えます。ほうれん草、コーヒーや紅茶、チョコレートなどです。食物繊維やカルシウムやマグネシウムといったミネラルをバランスよくとってください。塩分や糖分、脂肪分の多いものは控えましょう。

 

3.就寝前の生活習慣

結石は就寝中にできやすいとされていますので、寝る3時間前に食べるのは控え、水分をしっかりと補給してください。

 

結石は、すぐに生死にかかわる病気ではありませんが、いつひどい痛みが起こるか分からず、再発することも多いです。日頃からできるだけ結石ができないように注意し、また結石ができてしまった場合も、再発を防ぐ生活を心がけることが大切です。