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こどもの耳かきする?しない?その1

こどもの耳かきってした方がいいのでしょか?しない方がいいのでしょうか?

こどもの耳は小さいし、耳かきをするときこどもが動くこともあるし難しい。でもこどもって汗をたくさんかくし、耳あかたくさんありそうだしそのままにしておくと不衛生だし・・って気になりますよね。

こどもの耳かきは基本的にする必要はありません。実は耳あかは何もしなくても自然に耳の外に出てきますし、耳かきをすることで大きな怪我につながることがあります。耳あかを無理にとらなくてもいい理由と、こんなときは耳かきをした方がいいケースを説明します。

 

耳あかとは、耳の中の古くなった皮膚や分泌物などが混ざったものです。これは耳の通り道や鼓膜を保護し、感染防止や昆虫の侵入を防ぐ役割をもっています。そして、耳には自浄作用があります。自浄作用とは、耳の通り道の奥から外へ、耳あかが移動する働きです。耳あかは放っておいても自然に外へ出ていきますので、耳かきをする必要はありません。

逆に、耳かきや綿棒で掃除をすると、耳の入り口付近まで出てきていた耳あかを奥に押し込んでたくさんためてしまい、耳の通り道を防いでしまうことがあります。また耳かきによって耳の通り道を傷つけ、そこに雑菌が入ることで炎症をおこしたりかゆみが出ることがあります。

 

こどもは耳かきをするときに急に動いたり手を出してきたり、予測不能な動きをしますよね。耳かき中にこどもが動いたり周囲と接触することで、耳かき棒が耳の奥に入り鼓膜などを傷つけてしまうことがあります。こうしたことからも今は耳かきをする必要はないと言われているのです。